まずは調べたい土地を選びます。これまでの調査で刑場跡と思われる場所はだいたいわかっていますが、現在その土地は二つ以上の区画に分割されていると思われます。該当するすべての土地を調べるつもりはありません。(調査には費用も手間もかかるからです。)
手始めにインターネットで地番を調べます。
地番と住所は異なるものです。地番は土地登記のために付けられた番号です。住所は市町村が決めた住居の番号です。この二つが必ず一致する訳ではありません。
二十年前と違って今では登記情報がインターネットで拾得可能です。(有料です。)調べたい土地の地番もわかります。ただし、ここで得られる情報はコンピューターに登録されたものだけです。私がほしいのはコンピューター処理される以前の閉鎖図面と台帳になるのでここでは手に入りません。
法務局へ行く前の下調べといったところでしょうか。
一般財団法人 民事法務協会 登記情報提供サービス (http://www1.touki.or.jp/gateway.html)
結局ここで四か所の不動産登記情報(全部事項)をダウンロードすることになりました。本当は三か所でよかったのですが、うかつにも分筆された土地の情報まで落としてしまったからです。
ひとつの土地を一筆と呼びます。その土地を分けることを分筆といいます。Aという土地を二つに分けるとA-1とA-2という地番の土地ができます。A-2は新しく出来た土地なので調べても古い記録はありません。以前は知っていたことでも時がたってわすれていました。
ダウンロードしたPDFデーターにはその土地の歴史がかかれています、昭和47年8月以前、この一帯は現在とは違う地番であったことがわかりました。それ以外の権利や面積にはあまり興味はありません。
とりあえずターゲットを一つの土地に絞って法務局へむかいます。どの土地を選んだかはここでは明かしません。ただ、「ふるさと三馬」をヒントにした。とだけいっておきましょう。